エコキュートの設置費用はどれくらい?種類や追加工事を網羅

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エコキュートの導入を検討している人は、設置にかかる費用やどんな製品があるのか気になるところでしょう。エコキュートには、大きく分けてタイプが3種類あります。また、さまざまなメーカーが製品を開発しており、それぞれ特長を持っています。
工事費がどれくらいかかるのか?エコキュートを設置するためには、どうすればよいのかを詳しく解説します。業者選びに困ったときの探し方もご案内しているので、エコキュート導入の足掛かりに役立ててください。

エコキュートの設置費用相場は?

エコキュートの設置には、意外に高額な費用がかかります。種類や容量に応じて変動しますが、利用する家族の人数や使用する湯量など、ライフスタイルに合わせることが重要です。そのため、それぞれのライフスタイルや、家族構成にあわせて選ぶ必要が出てくるでしょう。それでは、設置費用の相場について確認してみましょう。

容量別の設置費用

エコキュートは、タンクの容量やタンクの形状で選びます。それぞれの工事費込みの価格相場をみてましょう。
容量 家族人数の目安 価格相場
370L 3〜5人 35万円〜75万円
460L 4〜7人 38万円〜80万円
550L 5〜8人 40万円〜95万円

タンク容量は、使用できる湯量とは違います。タンク容量とは、一度にタンク内に貯められる熱湯(80〜90℃)の容量を指します。
エコキュートは、熱湯と水を混ぜて設定温度にして給湯しているため、実際に使える湯量は、タンク容量よりも多くなります。しかし、地域や季節によっても、熱湯に混ぜる水道水の温度が違うので、使える湯量は変わります。
一般的な1日の使用湯量は、2人で450L、4人で700L、6人で950Lと言われていますが、370Lのタンクであれば、800Lから1000L程度のお湯が利用できます

タイプ別の設置費用

エコキュートを販売しているメーカーは、ダイキン・三菱電機・東芝・日立・パナソニックなどがあります。施工会社によって、取扱メーカーが異なったり、値引き率も変わってきます。また同じメーカーでも、エコキュートには3タイプの機能があります。それぞれの特徴と、設置費用の相場を解説します。

フルオートタイプの特長と相場

フルオートタイプは、エコキュートの中でも最上位の機能を備えたタイプで、各メーカーが販売している製品の中でも、8割程度を占めています。 キッチンや洗面台などへの給湯はもちろん、浴槽内のお湯を自動ではってくれる「自動お湯はり機能」、指定した温度や湯量を保ってくれる「自動保温機能」「たし湯機能」などが、ボタン一つで行えます。自動保温、たし湯の機能は、お湯をタンク内に戻して温め直す機能です。 フルオートタイプの工事費用相場は、下記の通りです。3タイプの中では、機能が充実している分、価格も高めとなっています。
工事内容 費用相場
本体価格+設置工事費用 50万円〜70万円
電気工事費 15万円〜20万円
合計 65万円〜90万円

セミオートタイプの特長と相場

セミオートタイプのエコキュートも、キッチンや洗面台などへの給湯、浴槽内への自動お湯はり機能があり、ボタン一つでお湯はりができて、指定湯量になったら自動で停止してくれます。 フルオートタイプと違う点は、自動保温機能やたし湯機能がないことです。浴槽内のお湯を温め直したいときは、追い焚き機能を使うことで温められます。セミオートタイプの価格相場は、下記の通りです。
工事内容 費用相場
本体価格+設置工事費用 45万円〜65万円
電気工事費 15万円〜20万円
合計 60万円〜85万円

給湯専用タイプの特長と相場

給湯専用タイプは、自動お湯はり機能、自動保温機能、たし湯機能がありません。浴槽にお湯をはりたい時は、蛇口をひねって出し、丁度良い湯量になったら自分で止めなければなりません。そのためお湯を止め忘れて、浴槽からお湯が溢れ出てしまわないように、注意が必要です。 給湯専用タイプの価格相場は、下記の通りです。3タイプの中では、価格を一番安く抑えることができます。
工事内容 費用相場
本体価格+工事費用 35万円〜55万円
電気工事費 15万円〜20万円
合計 50万円〜75万円
 

設置費用が相場よりも高くなるケース

エコキュートを設置するために必要な費用は、本体価格と設置費用だけではありません。通常、家庭用電気は100Vですが、エコキュートに対応させるためには、200Vの電気工事が必要になります。電気温水器などから、エコキュートに変更する場合など、既に200Vの電源を設置している家庭では、工事は不要です。しかし、それ以外の家庭では、工事が必須となるでしょう。 それ以外にも、追加で工事費が必要になるケースが考えられます。どんな場合に追加工事が発生するのか、確認しましょう。

基礎工事が必要な場合

エコキュートは、タンクが満水になると重量が500kg以上になります。そのため、重さに十分に耐えられるように、コンクリートの土台を設置する「基礎工事」が必要になるケースも。基礎工事には、「現場打ち」と「エコベース」の2種類があります

現場打ち

現場打ちは、型枠にコンクリートを流し込んで造る土台です。工事にかかる時間や費用が割高になりますが、しっかりと固定できるので、地盤の弱い場所の設置におすすめです。

エコベース

エコベースは、既製品のコンクリートを置いて、ボルトなどで固定して設置します。現場打ちに比べて時間もかからず、費用も安く済みます。しかし、コンクリートの土台を置くだけなので、地盤の弱い場所では、不安定になる場合があります

配管の延長工事が必要な場合

エコキュートの買い替えなどで、機械を交換するだけなら配管工事は必要ありません。しかし、設置しようと思っていた場所にエコキュートが置けず、設置場所を変更しなければならないときには、その場所までの配管を延長する工事が必要になります。 また、既存の給湯器に追い焚き機能がなかった時は「追い焚き配管工事」、ヒートポンプや貯湯タンクから出る排水を流すために「ドレン排水配管工事」が必要になる場合もあるでしょう。これらの配管の距離によって、追加工事費が変動します

循環アダプターの設置が必要な場合

フルオートタイプやセミオートタイプは、追い焚き口からお湯を出して湯はりをします。給湯専用タイプには、追い焚き口がありません。そのため、もしもフルオートタイプやセミオートタイプに変更する場合は、浴槽内に穴を開けて、循環アダプターの設置や配管工事を行なう必要があります。その場合は、工事費が別途で必要になります。

エコキュート搬入やその他の追加工事

充分な広さの設置場所があったとしても、エコキュートを運ぶための搬入通路が狭い場合は、クレーンなどを使用して、運ばなければならないこともあります。 また、寒冷地では凍結防止ヒーターの取付、地盤の弱い場所や地震などで転倒の恐れがある場合は、転倒防止アングルを設置する必要があります。このようなケースでも、それぞれで別途追加料金が必要となります。

高い費用をかけてもエコキュートを設置するメリット

ガス給湯器と比べて、初期費用が4倍以上もかかるエコキュート。それでも、エコキュートを導入するメリットがあります。どのようなメリットがあるのかを、確認しましょう。

光熱費の節約になる

まず一番のメリットは、ランニングコストの安さです。エコキュートは、電力の安い夜間の時間帯を利用してお湯を沸かすので、光熱費を抑えることができます。 一般家庭の光熱費の中で、給湯が占める割合は30%と言われています。エコキュートを導入することで、1カ月のランニングコストは1,000円程度に。電気温水器と比べても、電力の消費量は3分の1に、ガス給湯器と比較すると4分の1にまで抑えることが可能です。

火を使わないので安全

ガス給湯器や石油を使用した給湯器は、燃料をバーナーで燃やしてお湯を沸かしていますが、エコキュートは電気の力でお湯を沸かします。そのため、排気される煙の臭いや、不完全燃焼時に発生する一酸化炭素中毒、火災などの不安要素がなくなり、安心かつ安全に利用できます。

災害時にも役に立つ

もしもの災害発生時に、ガス給湯器などでは、停電でお湯を沸かすことができなくなります。エコキュートなら、貯湯タンクにお湯を貯めているので、お湯がある間は使用することができます。 また、水道が断水したときも、バルブの操作で簡単に水を取り出すことができるので、いざというときは、役に立つでしょう。

メーカー独自機能が画期的

エコキュートは、メーカーによって特長が違います。自分の欲しい機能や特長から、メーカーを選ぶのもよいでしょう。各メーカーの売りにしている特長を、確認してみましょう。

酸素入浴でリフレッシュの「パナソニック」

パナソニックの酸素入浴機能とは、酸素濃度約30%の空気を毎分2L作り、浴槽のお湯の中へ酸素を送り込みます。酸素入浴は、浴室内に酸素が多く取り込まれるので、呼吸が楽に入浴でき、リフレッシュ効果や湯冷めしにくという効果が得られます。入浴中に息苦しさを感じていた人にとっては、快適に入浴できるようになるため、うれしい機能といえるでしょう。 またパワフル高圧給湯で、勢いのあるシャワーと湯量が安定して快適。さらに、iミストでマイナスイオンを含んだホームサウナを楽しめる機能もあります。

気分で湯温を選べる「ダイキン」

ダイキンのエコキュートは、入浴前の気分に合わせて、お風呂の温度を「今日はあつめ」や「今はぬるめ」など、簡単に調節して快適な入浴ができる「温浴タイム」を搭載。湯温は、4つのモード「あつめ」「いつもと同じ」「ぬるめ」「さらにぬるめ」と設定できます。 また、スマホアプリ「ふろロク」で、自分の「キモチ」をチェックし、過去の記録から、おすすめの入浴を選ぶこともできます。気分で湯温を変えたいと思っていた人には、うれしい機能といえます。

きれい好きなら「三菱」

お風呂の配管を、マイクロバブル洗浄で掃除する「バブルおそうじ」。入浴後に浴槽の栓を抜けば、気になるお風呂の配管の掃除をしてくれます。清潔で気持ちの良いお風呂を、毎日楽しむことができます。 他にも、肌の水分量がアップすると言われている「ホットあわー」は、毎日入浴することで、通常入浴に比べて、約1.6倍も肌水分量がアップします。きれい好きであったり、肌水分量が気になったりしている女性向けの機能が満載です。

すぐに入りたい希望が叶う「日立」

お風呂の準備がスピードアップする「ナイアガラ倍速湯はり」は、お風呂のお湯はり用回路を2つにすることで、標準モードの2倍の速さでお湯はりができます。標準湯はりは約12分ですが、高速湯はりでは約6分です。すぐにお風呂に入りたいときや、小さなお子さんがいる家庭では重宝する機能でしょう。 風呂追い焚き配管がステンレスなので、腐食や汚れに強く、自動洗浄機能も搭載しています。長い期間の使用でも、清潔に保つことができて安心です。

エコキュートの設置費用を抑えるコツは?

エコキュートを導入したいと思っている人の中には、設置費用で悩んでいる人もいるでしょう。意外に高額になってしまうので、少しでも設置費用が抑えられればいいですね。ここでは、設置費用を安く抑えるための方法をご案内します。

補助金制度を上手に利用

以前、「エコキュートを導入すると、国から補助金がもらえた」と聞いたことがありませんか?その制度は、2010年で廃止となってしまいました。そのため、今は補助金は受けられないと思っている人も多いと思います。 ところが、自治体によって違いますが、まだ補助金を交付している地域があります。エコキュートの導入を検討しているなら、お住まいの地域の自治体で、補助金の制度があるか確認してみましょう。

実績豊富な設置業者を選ぶ

設置業者を選ぶ際には、設置実績が豊富な業者を選ぶことが大切です。エコキュートの設置実績が少ない業者を選んでしまうと、仕入れ値や工事費が割高になってしまうケースも考えられ、余計な費用がかかってしまう恐れがあります。 また、追加工事費の見積もりの漏れがあり、工事後に思わぬ請求がきたということがないように、業者選びは慎重に行いましょう。

設置費用は適正か確認しよう

設置業者の提示した価格が、適正かどうかを判断するためには、複数の会社に見積もりを依頼することで分かります。リフォームなどで見積もりをとる際は、必ず相見積もりをとるようにしましょう。また、設置業者のホームページでリフォームの実例を確認することもおすすめです。 相見積もりをとるのに便利なのが「ヌリカエ」のような一括査定サイトです。簡単に一括査定できるので、おすすめです。

エコキュートは機能と業者選びに重点を置こう

エコキュートといっても、メーカーや機能、容量など選ぶ基準がたくさんあります。容量は少ないよりも多いほうが、湯切れの心配が少なく、安心して利用できるでしょう。本体価格は、メーカー希望小売価格よりも50%〜70%程度割引にしている設置業者が多いようですが、標準工事費や追加工事費も含めた金額で検討するようにしましょう

エコキュートの設置業者探しは一括査定サイトのヌリカエで

ヌリカエは、家に居ながらネットで簡単に複数の設置業者へ査定依頼を出すことができます。適正価格を確認するためにも、複数の業者へ見積もり依頼するのが安心です。 エコキュートの気になる製品が見つかったら、早速ヌリカエで一括査定依頼をしてみましょう。
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