エコキュート買い替えにかかる費用|エコキュートの仕組みも解説

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エコキュートは、従来型のガス給湯器に比べても電気代を安く抑えることができるというメリットがあることから、最近は新築の住宅やマンションを中心に広く普及しています。また、2001年に販売が開始されて以降、2014年には累計出荷台数400万台が普及しており、一般家庭用だけでなく業務用のエコキュートも開発されています。
近年では、地球規模で深刻化している環境問題に対応するべく、多くの国や企業が環境問題への取り組みを積極的に行っています。エコキュートは、このような企業の取り組みの結果で誕生した給湯器であり、省エネで電気代も削減できるということから広い普及に繋がったと言えるでしょう。
しかし、エコキュートにも寿命があり、買い替えが必要になる場合もあります。また、従来型のガス給湯器からエコキュートへのリフォームを検討している人もいることでしょう。ここでは、エコキュートの仕組みを理解し、買い替えにかかる費用やリフォーム業者に設置を依頼する時のポイントなどを順に解説していきます。

エコキュートの仕組み

エコキュートは、電力を利用し、大気中の熱を取り込んでお湯を沸かすことができる「ヒートポンプ」という技術を採用しています。ここでは、エコキュートの仕組みについて、メリットやデメリットなどを盛り込みながら順に解説していきます。

ヒートポンプ技術とは

これまで多くの家庭では、お湯を使う時やお風呂を沸かす時に、ガス給湯器や電気温水器が利用されています。そこに新たに登場したのがヒートポンプ給湯機です。 このヒートポンプ給湯器が「エコキュート」という名称で普及し、電気ヒーターの熱でお湯を沸かす方法とは違い、大気中の熱を取り込んでお湯を沸かすという「ヒートポンプ技術」を採用しています。 また、エコキュートの正式名称は「自然冷媒ヒートポンプ給湯機」と言い、自然冷媒とは、加熱能力に優れている物質で冷凍や空調用の冷媒として利用されています。 この自然冷媒は、例え外気温がマイナス10度であっても高温で貯湯することができるという特徴があります。従って、エコキュートは、ヒートポンプ技術を取り入れ、自然冷媒を利用した画期的な給湯機だと言えます。

エコキュートのメリット

エコキュートは、ヒートポンプ技術による発電効率が高く、省エネであることが特徴の一つですが、この他には以下のような点がメリットだと考えられます。

電気代節約

主に、貯湯や沸き上げを夜間帯に行うので、電力会社との契約内容によっては電気代を抑えることができます。また、季節に応じてタンクの設定温度を下げることや、旅行や出張などで長期間エコキュートを使用しない場合に、「沸き上げ休止モード」に設定することで、電気代を節約することもできます。 さらに、電力会社の特定のプランである「ピークシフトプラン」に加入している場合は、「ピークシフト設定」にすることで、電気代が高い時間帯にお風呂の自動沸きましをしなくなるため、電気代の節約ができます。

非常時でも安心

災害によって断水状態になったとしても、タンクにお湯を貯めることができるため非常用水として利用することができます。これは、停電時でも同様です。

メーカーを選択できる

エコキュートは、三菱発電機やダイキン工業を始めとする多くのメーカーが販売しているため、自分に合ったメーカーを選択することができます。 エコキュートは、電力を利用するために停電時には利用できないというイメージが強いかもしれまでんが、予め貯湯しておくことができるため、災害時にも利用できるというメリットがあります。

エコキュートのデメリット

最近は、オール電化住宅やマンションが普及したことによって、エコキュートが最初から設置されていることも多いですが、以下のようなデメリットもあるので注意が必要です。

低周波による騒音問題

エコキュートは、夜間に長時間の低周波騒音が発生するために、ご近所トラブルに発展する可能性もあります。消費者安全調査委員会の調査結果では、低周波騒音による健康被害も報告されています。

故障や破損が多い

コンプレッサーの故障や水漏れなどのトラブルも多く、2014年には100万台以上がリコールされるという事態も発生しています。

スペースの確保が必要

エコキュートは、貯湯タンクのスペースを必要とするために、狭い場所では設置が困難な場合もあります。 このように、エコキュートに関するデメリットもあるため、これから設置を検討している場合は、メーカーの保証があるとは言っても故障や破損が発生する可能性も心得ておく必要があると言えるでしょう。

エコキュート買い替えにかかる費用

エコキュートは、2000年代から急激に普及したために、寿命については現時点で正確なデータが出ていないということもありますが、概ね10年程度だと考えられています。 また、エコキュートに買い替える場合、従来型のガス給湯器と比較すると2〜3倍もの初期費用がかかるとも言われています。ここでは、エコキュートの買い替えにかかる費用を順に解説していきます。

取り替え工事

エコキュートの買い替えには、本体価格に加えて設置に関わる工事費用も含まれている場合が多くあります。メーカーや容量によって価格帯はさまざまですが、35〜50万円程度が一番多いのが現状です。 ちなみに、ダイキン工業が販売しているエコキュートの参考価格は以下の通りです。
規格 本体価格(税込) 基本工事費(税込) 合計(税込)
スタイリッシュリモコンセット
フルオートタイプ/角型370L
21万6,000円 16万2,000円 37万8,000円
スタイリッシュリモコンセット
フルオートタイプ/薄型370L
27万8,800円 17万円 44万8,800円
スタイリッシュリモコンセット
フルオートタイプ/角型460L
28万1,000円 17万円 45万1,000円
これらの料金の他に、追加工事が必要な場合やメーカーの保証期間を延長する場合などには、別途料金が必要になります。さらに、電力会社への申請費用が数万円程度発生します。

他の給湯器との比較

長い目で見た場合、エコキュートに買い替えることでコストの削減は期待できるのでしょうか。それでは、10年間使用した場合のガス給湯器とのコストを比較してみましょう。
  • 都市ガスのガス給湯器:およそ69万3,000円
  • LPガスのガス給湯器:およそ100万5,960円
  • エコキュートの場合:およそ75万円
なお、この金額は、初期費用と光熱費を算出しており、10年間で一度も買い替えを行っていないものと仮定しています。この金額を見ると、他と比較して最も高いコストがかかるLPガスのガス給湯器からエコキュートに買い替えすると、かなりコストが抑えられるということがわかります。 しかし、都市ガスのガス給湯器からエコキュートに買い替えしても、コスト的にはほとんど変わらないということがわかります。

費用対効果

エコキュートを販売しているダイキンの公式ホームページによると、エコキュートと都市ガスのガス給湯器の年間にかかる給湯光熱費を比較した場合、およそ63,800円削減できるという試算が公表されています。 しかし、寒い地域では、ヒートポンプの効率が下がるために、エコキュートと都市ガスのガス給湯器の年間にかかる給湯光熱費を比較した場合、およそ53,600円の削減となり、コスパが良いとは言えないのが現状です。

エコキュートに買い替えならナコウドに依頼

ナコウドでは、外壁リフォームや解体などのリフォームを検討している人を対象に、さまざまなリフォーム会社と比較したり依頼ができるサイトです。もし、エコキュートへの買い替えを検討しているのであれば、一度ナコウドを利用してリフォームの依頼を検討してみてはいかがでしょうか。

種類と選び方

エコキュートには、メーカーはもちろん、形状や容量、価格などさまざまな選び方があります。ここでは、エコキュートの種類や選び方を順に解説していきます。

エコキュートのタイプ

エコキュートには、主に以下のような3タイプがあります。

フルオート

現在、普及しているエコキュートの中ではフルオートが一般的です。フルオートは、お湯張りや保温などを全自動で行うことが特徴です。

オート

フルオートと比較すると、追い炊きや保温の機能がないので、フルオートよりも価格が低いことが特徴です。

給湯専用

フルオートやオートと違い、蛇口から出るお湯専用のエコキュートです。お風呂の自動給湯などの機能はありません。 このように、エコキュートには用途によって選択することができ、機能が多い程、価格も高くなっています。

エコキュートの容量

エコキュートの容量は、家族構成やお湯を使う量によって選択することができます。一般的には、以下のような家族構成を目安とすると良いでしょう。
  • 370L:4〜5人家族
  • 460L:5〜7人家族
  • 550L:7〜8人家族
しかし、お盆や年末年始の帰省によって、一時的にお湯を使う量が増える場合は、お湯を使い切ってしまう可能性もあるため、余裕のある容量を選ぶことをおすすめします。

タンク形状

エコキュートのタンク形状は、主に以下のような3種類に分類されます。

角型

角型タイプは、さまざまな容量に対応しています。また、スペースに余裕がある場合は角型タイプが一般的です。

薄型

薄型タイプは、狭いスペースしか確保できない場合でも設置ができます。

スリム

スリムタイプは、少ない容量に対応しているので、ワンルームマンションにも設置できるコンパクトサイズとなっています。 このように、エコキュートのタンク形状は3種類ありますが、屋外設置専用のものや寒冷エリアには対応していないものもあるので注意が必要です。また、マンションや住宅の構造やスペースによっては、対応できない場合もあります。

リフォーム業者にエコキュート設置を依頼する時のポイント

エコキュートへの買い替えを検討している場合、リフォーム業者に設置を依頼するのが一般的です。ここでは、リフォーム業者に設置を依頼する時のポイントを順に解説していきます。

リフォーム業者で購入

リフォーム業者でエコキュートを購入し、工事を依頼する場合、業者がリフォーム専門なので工事の技術は確かであると言えるでしょう。しかし、リフォーム業者の中には、エコキュートを取り扱っていない場合もあるので注意が必要です。

施主支給を通じてリフォームを依頼

施主支給とは、リフォームなどを行う場合、依頼者が工事業者に住宅設備などを提供することを言います。そのため、通常よりも安い料金でリフォームすることができます。 この場合、好きなメーカーやタイプのエコキュートを選ぶことはできることや、さまざまな店舗を比較してエコキュートをより安く手に入れることもできます。しかし、リフォーム業者が施主支給でのエコキュートの設置に対応していない場合もあるので注意が必要です。

訪問販売には注意

現在は、さまざまな商品の訪問販売が行われています。エコキュートの訪問販売もあり、中には電力会社やリフォーム業者の名前を使って高額請求するような悪質業者もいるので注意が必要です。また、以下のような点にも注意するようにしましょう。
  • 一般的な価格よりも高額
  • 初期費用が一切かからない
  • 保証期間が不明
このように、悪質な訪問販売が営業に来ることもあるため、訪問販売でエコキュートの購入を検討している場合は、以上のような点に注意が必要です。

エコキュート設置はリフォーム業者に任せよう

エコキュートは、電気代などの光熱費が節約できるだけでなく、災害時に発生した停電や断水にも一時的に対応できるなどのメリットがあります。しかし、エコキュート自体の寿命や、故障などにかかる費用なども想定しておかなければならず、寒冷地域ではコスパが良いとは言えないのが現状です。 しかし、エコキュートの設置に関わる費用は、信頼できるリフォーム業者に依頼することによって、キャンペーンなどを利用すればお得に設置することができます。また、形状や容量なども相談できるため、自分で判断することが難しい場合は、リフォーム業者に相談してみましょう。 さらに、エコキュートを取り扱っているメーカーによっては、公式ホームページでエコキュートに切り替えた場合の試算ができるコンテンツもあるので、ぜひ利用して見ましょう。

エコキュート設置の相談はナコウドで探せる信頼出来る業者へ

ナコウドでは、エコキュート設置の相談にも対応しています。また、リフォーム業者に行かなくても、インターネットで簡単に相談を依頼することができるので、簡単で便利だと言えます。 もし、近い将来にエコキュートの設置を検討している人は、ナコウドを利用して信頼できるリフォーム業者に依頼してみてはいかがでしょうか。