太陽光パネルの価格相場や諸費用の内訳を知って賢い買い物を

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太陽光パネルの設置を検討しているなら、価格相場や必要経費を知ることから始めましょう。価格相場は年々変動しています。損をしないために、見極めポイントをおさえておくとよいです。

また、太陽光パネルの設置には、パネル(モジュール)以外にもさまざまな周辺機器が必要となるので、設置にかかる価格の内訳も把握しておきましょう。メーカーによっても価格が異なるので、メーカーごとの価格を比較することも大切です。

値下がり傾向の太陽光パネルは購入するなら今

太陽光パネルは、売電価格(FIT価格)が下がっているといわれています。そのため、今から設置しても損するのではないかと思っている方が多いようです。

しかし、実は購入するなら今がチャンスだという声もあります。その理由は、技術の革新によって太陽光パネルのパネルが安くなっており、さらに設置費用も年々安くなってきているからです。

下記の表は、タイナビ社が調査した1kwあたりの価格の推移です。

2011年 2017年
1kwあたりの価格 46.8万円 25万円
下記の表は、経済産業省が調べた1kwあたりの価格の推移です。
2011年 2016年
1kwあたりの価格 52万円 37万円

タイナビ調べでは46.8万円から25万円に、経済産業省調べでは52万円から37万円に。どちらにしても、数年の間に価格が大きく下がっていることがわかります。

過去に初期費用が高すぎて太陽光パネルの設置を断念した方も、今なら購入を前向きに検討できるかもしれません。国の補助金制度は現在打ち切りになったものの、自治体によっては補助金制度を導入しているところもあります。

もし自治体で補助金制度を導入していたとしても、先着など限定される可能性もあるので注意しましょう。地域によっては補助金がない可能性もあるので、補助金制度の詳細は住んでいる自治体に確認してください。もし補助金があるなら、より購入しやすくなります。
また、売電価格(FIT価格)の相場も年々値下がりを続けています。

売電価格は一定期間固定価格で買取になるので、契約した翌年に売電価格が下がったとしても、契約したときの売電価格から下がることはありません。つまり、年々値下がりを続けているなら、早めに契約しておいたほうが高く売れます。
下記の表は、売電価格の相場の推移です。

ケース 2017年 2019年
出力制御対応装置設置義務無しの場合 28円 24円
出力制御対応装置設置義務ありの場合 30円 26円
出力制御対応装置設置義務無しの場合 ダブル発電 25円 24円
出力制御対応装置設置義務ありの場合 ダブル発電 27円 26円

購入価格や設置費用も下がっていますが、売電価格も同時に下がってきています。この流れであれば、この先はもっと価格が下がる可能性があるので、設置をするなら早めが得策です。

太陽光パネルの価格で損をしない見極めポイント

価格は下がっていますが、太陽光パネルの購入は大きな出費です。太陽光パネルの価格で損をしない見極めポイントをおさえておきましょう。

発電量は実際と異なるので見積もりを出してもらう

実際の発電量は、太陽光パネルを設置する地域の気候条件(日照時間)、屋根の状況(角度や面積)などの設置条件によって異なります。そのため、事前に提示されるものとは違ってくることが多いです。

例えば雪が多い極寒地では、暑い地域と比べると日照時間が短くなり、冬は晴れの日も少なくなるので、発電量も少なくなります。周りの建物の影響で屋根が影になるなど、屋根の状況によっても発電量は大きく異なるので注意が必要です。システムの専門家に見積もりを出してもらうことで、実際の価格に見合ったものとなるかを判断することができます。

kW単価をみる

発電でまかなえる消費電力と、余剰電力を売電することで、太陽光発電の価値がはかられます。太陽光発電は、設置容量(kW)が大きければ大きいほど収入が増えて価値が高くなる仕組みです。そのため、1kWあたりの価格のkW単価で価値を見ます。 kW単価は、太陽光発電にかかった総金額を、そのシステムの設置容量(kW数)で割った金額。太陽光発電にかかった総金額には、部材代、工事代、諸費用、足場代、特別値引き、消費税などの全てが含まれています。ただし、自治体からの補助金は計算の中に含みません。

kw単価=太陽光発電システム総金額÷太陽光発電の発電量

売電が投資として成り立つか

売電保証は、10kw未満では10年間、10kw以上では20年間。売電保証期間の売電価格と設置費用、消費電力を差し引いたものがプラスになるかどうかが、投資として成り立つかのポイントです。

売電価格は、設置時の価格で保証期間中設定されます。近年値下がっている傾向があるので、将来的な投資として設置するなら、なるべく早いほうがよいです。保証期間以降も電力は発電されるので、通常であれば諸費用は将来的には回収されると予測できます。

太陽光パネル設置に必要な価格の内訳

太陽光パネル設置に必要な価格の内訳を知り、見積もり内容が適正かを判断できるようにしておきましょう。

太陽光パネルの枚数分の費用

太陽光パネルの枚数分の費用が必要になるので、屋根の面積や形状から、設置するパネルの枚数を割り出しましょう。パネルの面積や形状、材質、メーカーによって価格はそれぞれ異なりますが、およそ100万円〜200万円が目安です。 経済産業省のエネルギー白書2018の2016年の住宅用の太陽光発電システムでは、1kWあたり37万円。5kWを導入すると、37万円×5kW=185万円が相場です。一般的な住宅用では、3kW〜5kW程度が多く、4人家族は5kWを導入するのが理想だといわれています。

5kWを導入した際の相場:37万円(1kWあたり)×5kW=185万円

パワーコンディショナーなど周辺機器の費用

パワーコンディショナー、発電モニター、リモコンなど、周辺機器もいろいろあります。パワーコンディショナーは屋内型と屋外型があり、屋内型の価格は25万円前後、屋外型の価格は38万円前後です。kw数が大きいほど価格も上がります。

発電モニターは5万円前後〜10万円くらいまであり、リモコンなどの制御機器は5万円前後が相場です。他にも、配線を1つに束ねる役割をする接続箱や、設置架台、分電盤、電力量計、蓄電池など、必須ではなくても用意しておきたい周辺機器があれば、それにかかる費用も必要になります。

太陽光パネルの設置工事費用

パネルの設置工事費と配線工事費は、それぞれおよそ1kWあたり10万円〜20万円程度。ただし、屋根の形状や面積、パネルの枚数によって変わってくるので、見積もりが必要です。

また、見積もりも業者により異なる可能性があるので注意しましょう。残念ながら、キャンペーンや期間限定特価などの言葉で煽るなどして、適正価格よりも高い金額を提示する悪徳業者が存在することも事実です。業者選びで失敗しないために、複数の業者の見積もりを比較しましょう。複数の業者の見積もりをとるなら、一括見積もりサイトのナコウドがおすすめです。ナコウドは、無料で簡単に見積もり査定の比較ができます。

足場が必要な場合の設置費用

屋根によっては傾斜不足によって発電量が確保できず、足場となる架台の設置が必要となる場合があります。

一般的だとされている3kW〜5kWの容量を導入した住宅を参考にすると、設置架台の価格が約12万円、架台工事費が約80,000円、合わせると20万円程度です。

足場となる架台は、必ず設置しなければならないものではありません。設置の義務はなくても、安全対策や施工品質の確保のために、設置したほうがよいです。架台は、1kWあたり4万円程度見積もっておきましょう。架台は、規模が大きくなっても単価はあまり変わりません。

住宅用太陽光パネルのメーカー別の参考価格

住宅用太陽光パネルのメーカーはいろいろあります。参考価格を比較し、メーカー選びに役立てましょう。

高品質で高級志向な太陽光パネル

高品質で高級志向な太陽光パネルを選びたい方は、信頼できるメーカーを選択しましょう。

以下に、口コミの評価が高いメーカーの最新太陽光パネルを厳選し、参考価格を記載しています。

東芝 単結晶シリコンパネル Sシリーズ

Sシリーズのプレミアムモデルは、最大出力が360Wと265Wの2種類があります。最大出力360Wの価格は、1枚あたり26万2,800円、最大出力265Wの価格は、1枚あたり19万3,800円。変換効率は、360Wが22.1%、265Wが21.3%です。

サイズは、360Wが1,559×1,046×46mm、265Wは1,559×798×46mm。2つのサイズのモジュールを組み合わせて、さまざまな屋根に効率よく設置することもできます。バックコンタクト方式で、わずかな光でも発電可能。モジュール保証は25年(無償)、周辺機器の機器瑕疵保証は15年(無償)です。

26万2,800円/1枚(最大出力360W)
【参考:東芝

長州産業 Gシリーズ プレミアムブルータイプ

最大出力320Wのプレミアムシリーズは、1枚あたり20万8,000円。プレミアムシリーズは、発電・送電ロスを抑え、紫外線も有効利用する波長変換機能を備えています。変換効率は19.5%です。

サイズは、1,634×1,003×35mm。モジュール保証は25年(無償)、周辺機器の機器瑕疵保証は15年(無償)です。保証書の発行には、登録手続きが必要になります。

20万8,000円/1枚(最大出力320W)
【参考:長州産業

京セラ ルーフレックス

京セラ ルーフレックスは、最大出力270Wで、1枚あたり18万3,600円です。複雑な屋根でも大容量発電ができる太陽光発電システムになっています。変換効率は18.5%です。

サイズは、1,470×990×36mm。横幅294mmの倍数で、日本の屋根のサイズに合わせやすいことが特徴です。標準保証(無償)か、パネル20年・周辺機器15年・自然災害15年のトリプル保証(有償)のいずれかを選べます。

18万3,600円/1枚(最大出力270W)
【参考:京セラ

低価格で良品質を目指した太陽光パネル

低価格で良品質なものを探しているなら、より慎重に選ぶ必要があります。低価格なものは品質が悪い可能性があり、後に不具合やトラブルが起こる可能性があるからです。口コミの評価が高く、信頼できるメーカーを厳選しました。

Panasonic ハイブリッドHIT太陽光パネル P252αPlus

業界最高水準の発電量であるPanasonic独自のハイブリッド太陽光パネルは、最大出力252Wで1枚あたり17万4,500円です。シリコン単結晶とアモルファスシリコンの両方のメリットを活かし、高効率&熱に強さを実現しています。変換効率は19.6%です。

モジュール間の狭小化を図って27mmから7mmになっており、美しい外観も魅力。モジュール保証は25年(無償)、周辺機器の機器瑕疵保証は15年(無償)です。

17万4,500円/1枚(最大出力252W)
【参考:Panasonic

ソーラーフロンティア CIS太陽パネル L2-Tech

安心の日本製であるソーラーフロンティア。CIS/CIGS太陽電池と呼ばれる種類のソーラーパネルメーカーとしては世界一のシェアといわれています。

最大出力185Wで、1kWあたりの価格は19万9,800円です。薄膜系のCIS太陽パネルは、省資源で気音や日照条件に左右されにくい事が特徴。変換効率は15.1%と低めです。
サイズは、1,257×977×35mm。モジュール保証は20年(無償)、周辺機器の機器瑕疵保証は15年(有償)です。

19万9,800円/1kW(最大出力185W)

【参考:ソーラーフロンティア
【参考:実発電量実績

SHARP SUNVISTA PERCセル

最大出力は240Wで、1枚あたりの価格は12万円

単結晶シリコンの太陽電池セルの裏面にパッシベーション膜を施し、発電ロスを抑えて効率よく発電します。2種類のモジュールを組み合わせ、約15cm間隔で配置調整ができ、発電量を増やすことが可能。変換効率は18.4%です。
サイズは、1318×990×46mm。システム機器全てが、まるごと15年保証(有償/設置容量により異なる)です。

12万円/1枚(最大出力240W)

【参考:SHARP

太陽光パネルの価格は将来的な投資として見極めよう

太陽光パネルを設置するなら、設置にかかる費用を知り、将来的にプラスになるのかを見極めることが大切です。

設置に必要な屋根のリフォームは一括見積サイトで検索

将来的な投資として太陽光パネルの設置を検討しているなら、まずは初期費用がいくらかかるのかを把握することが大切。 太陽光パネルは価格が下がっており、売電価格も同時に下がっているので、設置するなら早めがおすすめです。 設置に必要な屋根のリフォームは、一括見積サイトのナコウドで検索しましょう。複数の業者の見積もりを比較してから業者を選んだほうが、業者選びで失敗するリスクを減らすことができます。


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