ソーラーパネルの価格相場|購入時に初期費用を抑えるポイント

【投稿日】

【更新日】

今は光熱費の削減だけでなく、災害時の対応としても、太陽光発電が注目されています。近年、太陽光発電に使用するソーラーパネルの出荷量は、右肩上がりに成長して価格も下がって手頃になり、手が届く範囲になってきました

一方で、国の補助金が打ち切りになったり、売電価格が下がったりと、購入の支援や余った電気を売るメリットがやや下がっています。ソーラーパネル主要メーカーの価格相場と、太陽光発電システムの購入にあたって、初期費用を抑えたソーラーパネル購入のポイントについてみていきましょう。


ソーラーパネル主要メーカーの価格相場

ソーラーパネルは、名前を聞いたことがある国内メーカーから海外ベンチャーまで、さまざまなメーカーから多種多様に発売されています。

世界でも、製品品質において評判がよい国内メーカー品。なかでも、大手4社のソーラーパネルについて、特徴と価格相場についてみていきましょう。

製品ラインアップが豊富なシャープ

シャープのソーラーパネルは、様々な屋根への取り付けが可能な屋根置型や、瓦屋根にも取り付け可能な平板瓦一体型を取り揃えています。とくに屋根置型は、屋根の形状に合わせて設置でき、効率のよい発電ができることを謳っています。

セルが規則正しく並んでいて、発電ロスの少ない単結晶モデルは、1パネルで約58,000〜17万6,000円。セルが規則正しく並んでいないため、単結晶よりは発電力の劣る多結晶のモデルは約75,000〜83,000円。設置用量6kwのパネル24枚を、設置した場合の相場価格は179万円です。

太陽電池に関する信頼性の高い京セラ

京セラのソーラーパネルは、屋根の形に合わせて、サイズの違うソーラーパネルが組み合わせ可能な「ル—フレックス」や、広い四角い屋根への設置に適した、ベーシックな「エコノルーツ」がメイン商材です。

ル—フレックスは、パネルの形状に7つのバリエーションがあり、価格は1パネルあたり約59,000〜18万3,000円。さまざまな屋根の形状に対応し、発電面積を広くとれます。エコノルーツには2つのサイズがあり、小さいタイプの価格は10万6,150円で、大きいタイプの価格は13万6,950円。

長方形で屋根が四角い平面の場合には、効率よく発電面積を確保でき、コストも抑えられます。設置用量6kwのパネルを、28枚設置した場合の相場価格は188万円です。

発電性能と保証に優れたパナソニック

パナソニックのソーラーパネルは、発電量や保証期間でも、業界内トップクラスの実績を誇っています。モジュール間の狭小化を図ることで、美しい外観を保てる「ps工法用」と、取り付け時に電動工具が必要になり、ps工法よりも設置時間がかかる「外つば工法用」の2つのモデルがあります。

ps工法用は1パネルあたり45,500〜17万4,500円、外つば工法用は71,000〜17万3,000円。設置用量6kwで、パネルを25枚使用した場合の相場価格は175万円です。

品質へのこだわりが強い三菱電機

三菱電機のソーラーパネルは、屋根の大きさや設置環境に合わせたモデルを展開しています。 屋根にたくさん敷き詰められる「250wマルチルーフシリーズ」の価格は、1パネルあたり45,100〜15万5,000円。「245wマルチルーフシリーズ」は45,100〜98,000円。「230wシリーズ」は82,800〜87,400円。ハイパワーな「270wシリーズ」は97,200〜10万2,600円。設置用量6kwのパネルを、25枚した場合の相場価格は160万円です。

価格を考慮したうえでのソーラーパネルの選び方

太陽光を受けて発電するソーラーパネルのモジュール。価格以外にも検討したい項目について、ここでみていきましょう。

モジュール変換効率の高さ

モジュール変換効率とは、太陽の光エネルギーを電力に変換できる効率を、パーセンテージで表したものです。 国内で販売されているソーラーパネルのモジュール変換効率は、大体15〜20%のものが多く、変換効率が高いほど、ソーラーパネルの価格も高くなる傾向にあります。

したがって、屋根の面積が狭い場合は、変換効率の良さを重視して選びましょう。しかし、屋根の面積が広い場合は、あまり変換効率を気にする必要はないので、コストと比較して検討できます。変換効率の高いパネルを選べば、より多くの発電効果が期待できます。

一般的に、ソーラーパネルへの投資は9?11年程度で、回収できるような見積もりがされています。しかし、3kw/hを下回る屋根面積になると、年間発電量が少ないため、初期費用の回収に15年程度かかるとされています。

また、メーカーの性能保証も10年を過ぎると、購入時の8割から8.5割程度の出力保証になります。そのため、屋根が小さい家や複雑な構造の家では、設置面積と変換効率から、十分な発電量が見込めるかよく検討しましょう。

屋根の面積に応じたセルの種類

ソーラーパネルのモジュールに使われている、太陽光を電気に変える「セル」の種類によっても、発電量が変わってきます。各社独自技術を搭載し、発電効率を上げる工夫がされているセル。

シリコン単結晶のセルは、発電効率は高いですが価格も割高になるため、限られた面積での使用に適しています。シリコン多結晶のセルは、単結晶のものと比べると発電効率が劣りますが、価格が割安のため、広い面積での使用に適しています。

日照時間に合わせた公称最大出力の高さ

公称最大出力とは、発電するモジュールがjis規格(モジュール温度25度、分光分布am1.5、放射照度100w/m2)に合わせて計測した場合に、記録した最大出力のことです

公称最大出力が高いほど、より多くの電力を発電することが可能です。日照時間が長い地域では、そこまで数値が高いモデルにこだわる必要はありません。
しかし、雪国をはじめ日照時間が短い地域は、ソーラーパネルの価格が上がっても、公称最大出力が高いモデルを選んだほうが、効率よく発電することができます。
公称最大出力と日照時間から、大体の年間発電量が見積もれます。自宅の屋根の面積と公称最大出力に加えて、日照時間を加味すことで、より正確な見積もりを出してもらって検討しましょう。

住んでいる地域に合わせた耐久性

ソーラーパネルは、初期費用を回収するまでに、9年から15年ほどかかる大きな買い物です。屋根の上に載せて、365日雨風にも耐えるパネルは、それだけでも耐久性を高く作られてはいます。 ただし、海の近くに住んでいる場合は、塩害による劣化を防ぐために、従来モデルより価格は高くなっても、塩害地域での設置に優れたモデルを選ぶ必要があります。また、雪の多い地域も同様に、雪の重みや凍結による被害や発電効率など、雪害対策モデルのパネルを選ぶ必要があります。

建物に合わせた設置モデル

ソーラーパネルには大きく分けて、屋根置き型と屋根一体型の2種類があります。屋根置き型は、瓦やストレートなどの屋根に設置することができ、コストも控えめで、効率の良い発電効果が期待できます。 一方、屋根一体型は、屋根の建材として使用できるソーラーパネルのことで、コストは割高になるものの住宅の外観やデザインを邪魔せず、重たいソーラーパネルによる屋根への負担も、少ないという長所があります。

ソーラーパネルの初期費用を抑えるコツ

ソーラーパネルの価格相場と、選び方について知ったうえで、実際にソーラーパネルを購入する際に、初期費用を抑えるためのコツについてみていきましょう。

ソーラーローンで購入する

ソーラーパネルは、100万円以上の大きな買い物です。金融機関では、ソーラーパネルを購入するためのソーラーローンを取り扱っているところもあります。大体の金利相場は、2.5%程度になっています。 金利の低さや、手続きの容易さ、審査の通りやすさなどから金融機関を選んで、ソーラーローンを組むことで、ソーラーパネルの購入に必要な初期費用を抑えられます。

補助金制度を利用する

再生エネルギーである太陽光発電は、国やさまざまな自治体(市区町村)で、購入や設置について補助金制度を設けているところがあります。 神奈川県の補助金制度を利用すると仮定すれば、住宅や事業所へ新たに太陽光発電システムを導入する場合、申請すれば経費の一部を補助してもらうことができます。

住宅用の場合、15〜30万円の補助を受けることが可能です。受付の期間が決まっているため、工事の着手予定の1カ月前までに、申請書類を提出する必要があります。

国の太陽光発電導入への補助金は、平成25年に打ち切られました。現在は、太陽光発電などを組み合わせた「ゼロエネルギーハウス」に対する「zeh補助金」という、政府が進めている補助金制度があります。要件を満たせば、最大70万円の補助金を受け取ることもできます。

なお補助金については、地方自治体により差異があるため、補助金を受けたい場合は、ご自身が住んでいる自治体に問い合わせてみましょう。

工事費用が安く済む業者を探す

屋根一面にパネルを置いて、十数年に渡って発電をするソーラーパネル。家屋への影響などが出ないように、しっかりとした工事をしてもらいたいところですが、工事費は抑えたいのが正直なところ。ソーラーパネルを設置するための費用は、業者によって差があるため、信頼できて設置費用が安い業者を見つけることで、費用を抑えることができます。

まずは、一括査定をしているサイトで見積もりを取ってみると、工事業者の比較がしやすいです。また、太陽光発電の売電価格は年々下がっていますが、設置にかかる費用も下がっているため、今が導入しやすいタイミングです。

初期費用を抑えて効率よく電力を稼ぐことが大切

ソーラーパネルを設置して、日々の電気代を浮かせたり、余った電力を売電したりしたいと思っていても、実際に自宅の屋根で、どれくらい発電できるかが重要なポイントとなってきます。

ソーラーパネルへの投資を回収するためには、それなりの年月が必要なため、製品だけでなく、信頼できる業者を見つけて依頼することも重要です。

小さな家ほど、初期費用を抑えるながらも高い効率で、たくさんの電力を稼ぐことが必要になってきます。今のソーラーパネルの相場価格を踏まえたうえで、どれくらいの発電量が必要なのかを知ることが、大切になってきます。

優良な太陽光設置業者をナコウドで手軽に見つけよう

パネル価格の下げ幅も、緩やかになってきた反面、売電単価が下がっていくことを考えると、ソーラーパネル購入は今がチャンスと言えます。

そうは言っても、なかなか専門的なことが多くて難しいと感じるかもしれませんが、優良な太陽光設置業者を簡単に見つけられるサービスがあります。
自宅周辺の施工業者に、一括で見積もりを行えるサイト「ナコウド」を利用すれば、簡単に比較ができます。まずは、自宅にソーラーパネルを設置すると、メリットがどれくらいあるのか。そんな気持ちから見積もりを取ってみましょう。


関連する記事