発電機の耐用年数を知ろう!非常時への大切な備えが大切

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海外では発電設備や送電設備に不具合が多いために大規模停電が頻繁に起こる、ということは以前からよく聞くことでした。日本国内では発電設備も送電設備もしっかりと整備されていることから、海外のような大規模停電はめったなことでは起こるはずがない、と思っていた人も多いことでしょう。
しかし、ここ最近、日本でも想定外の大規模な自然災害による大規模停電のニュースが相次いで報じられるようになってしまいました。自分の住んでいる家が地震や台風による被害を受けなかったとしても、停電により大切なライフラインの1つである電気が供給されなくなると、生活や仕事の様々な面に影響してきます。
そこで見直されているのが発電機の導入です。発電機の耐用年数はどのくらいなのでしょうか。この記事では発電機の耐用年数について詳しい情報と、発電機を長持ちさせるために必要なことについて詳しくご説明します。

非常用発電機の法定耐用年数は15年

非常用発電機の耐用年数には法定耐用年数と、国土交通省官庁営繕所基準での耐用年数と、2つの基準があります。まずはこの2つの基準について詳しく見ていきましょう。

法定耐用年数

法定耐用年数というのは、帳簿上で減価償却が認められる期間となります。 非常用発電機に限らず、事業に必要な機械や建物などを購入した場合には、経年劣化により時間が経てばたつほど価値が下がっていきます。そのような資産の費用のことを減価償却資産と呼びます。減価償却資産の費用は取得の際に支払った金額を、一度に計上するのではなく、毎年の経費として計上することができます。 法定耐用年数は建物の建材や建築法、業種ごとの機械や機材の種類によって法律によってそれぞれ決められています。非常用発電機の場合には15年と定められています。 実際の耐用年数は使い方やメンテンナンスの仕方などによって変わってくるので、法定耐用年数とは異なってきます。

国土交通省官庁営繕所基準での耐用年数

実際に使うことができる耐用年数の基準として使われるのは土交通省官庁営繕所基準での耐用年数です。国土交通省官庁営繕所基準というのは、国土交通省が管理をしている国家の官公庁施設の建物や機材ごとに、技術的な基準によって、修繕しながらどのくらい使い続けることができるのかを定めているものです。 あくまでも国の施設や備品に関する基準ですが、この基準を実際の耐用年数の目安にすることが一般的です。非常用発電機の場合は30年とされています。非常用発電機はメンテナンスしてしっかりその時に必要な修繕を繰り返していけば、30年間は使い続けることができるということを意味しています。

経年劣化によって寿命が縮むこともある

国の基準によれば、非常用発電機の耐用年数は30年間、とされています。しかし、実際には10年くらいで使えなくなる非常用発電機も多いのが実情です。30年使えるものと、使えないものの違いはどうして生まれるのでしょうか。

30年の耐用年数にはメンテンナンスが絶対条件

同じ時期に製造販売された同じメーカーの全く同じ製品であっても、30年使えるものもあれば、10年足らずで使えなくなるものがある、この違いは日ごろのメンテナンスにあります。 非常用発電機のような機械や機材は、当然のことながら購入して使い始めた瞬間から経年劣化が始まります。ですからメンテナンスを怠ってしまえば、本来30年間使える発電機も10年で使えなくなってしまいます。 反対に、年に1回の点検と、使っても使わなくても劣化しやすい冷却水やオイル、蓄電池やバッテリーの交換等を定期的に行い続けることで30年間という長期間にわたる耐用年数を実現することができます。

非常用発電機は動かさなくてもメンテナンスが必須

とはいえ、非常用発電機というのは頻繁に使うものではありません。あくまでも非常用なので、何らかの非常事態が起きた場合や、コンセントのない屋外で電気を使いたい場合などに限られます。 使う回数が少なければメンテナンスも使った回数分だけで済むのではないかという声もあるようですが、実際はそうではありません。動かさなくても定期的な点検と部品交換が必要です。 非常用発電機の場合には、部品ごとに耐用年数があります。使っていようといまいと、取り付けているだけで劣化してしまう部品があるのです。そういった部品を推奨交換期間内に交換せずに使い続けていると、今度は劣化した部品が周辺の部品を激しく摩耗するようになり、消耗品ではない部品の摩耗劣化を早めてしまいます。 結果として、発電機そのものの耐用年数を著しく縮めてしまうことになるので、めったに使わないからといって、メンテナンスは怠らないようにしましょう。

非常用発電機のよくある故障の原因

非常用発電機の故障しやすい部位というのは、メンテナンスをしっかりと行わなくてはいけない部位になります。どんなところに故障の原因があるのかをまとめてみました。

エンジンオイルの劣化

非常用電源を動かすための心臓部といえるエンジンは金属部品で組み立てられています。金属部品を円滑に動かすためには、潤滑油が必要になるので、エンジンオイルはとても大切なものです。 エンジンオイルは使わなくても確実に経年劣化し、量も減少していきます。2年ほどで必ずメーカー指定の新しいエンジンオイルに交換しましょう。

冷却水の劣化

ラジエーター方式を採用している発電機の場合には、冷却水の交換を忘れてしまうと、エンジンの内部に錆が発生して、冷却効果が低下し、エンジンの焼き付きの原因になります。1年ほどで必ずメーカー指定のロングライフクーラントに交換しましょう。

バッテリーの寿命

バッテリーも消耗品なので、必ず交換しましょう。バッテリーの交換の目安は蓄電池が約7年、触媒栓は約5年です。 バッテリーを点検するときには、触媒栓の有効期限、電解液の量、電極板に湾曲や剥離等の異常が起きていないか、電圧、容器の損傷などを確認して、異常があればすぐに交換しましょう。

エアー漏れ

空気層には一定の圧力が常に保たれるように、圧力が下がると自動的に空気圧縮機が作動し調整されています。エアー漏れがあると空気圧縮機が動き続けるために、重大なトラブルの原因となることがあります。エアー漏れの確認は減圧弁等をしっかりと確認しましょう。

発電機を長持ちさせるためには

非常用発電機を30年間使い続けるためにはどうしたらいいのでしょうか。こちらではメンテナンスの内容についてみていきましょう。

定期的なメンテナンスを実施する

発電機を30年間長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスが欠かせないことを理解していただけたでしょうか。 できれば1年に1回程度は定期的な点検を行って、エンジンオイルや冷却水を交換するとともに、部品などに何か不具合が起きていないかをチェックすることを忘れないようにしましょう。 オイルや冷却水はいつでもありますが、機械的な部品の場合には、メーカーによっては生産が終了している場合もあります。発電機の場合には機械の製造終了から20年間が部品の保管期間となっていることが一般的です。壊れてからでは部品が取り寄せられないこともあります。 こまめな点検で早めに摩耗や錆を発見することで、部品の製造終了前に交換できることもあるので、メンテナンスは必ず行いましょう。もしも機械的な専門知識に不安がある場合には、非常用発電機を扱っている専門業者に相談すれば、メンテンナンスも行ってもらえます。

太陽光発電システムの耐用年数とは

ここまでは主に非常用発電機の耐用年数や長持ちさせるための方法についてみてきました。非常用発電機の中には一般家庭でも使える小型のディーゼル発電機もありますが、非常時であっても住宅街や街中で使うのには、騒音や排気ガスの問題からあまり好ましくないと考える人も多いことでしょう。 非常用発電機ではありませんが、一般住宅や街中の事業所向けの自家発電機として最もふさわしいものは、太陽光発電システムです。太陽光発電であれば、ディーゼル発電機のような騒音や排気ガスの問題もなく、住宅街でもクリーンに安全に電気を作ることができます。 晴天でなければ電気を使えないという欠点はありますが、蓄電池などを併用すれば災害時でも必要最低限の電気を夜や雨の日でも使うことが可能になります。太陽光発電システムの耐用年数はどのくらいに定められているのかについてここから見ていきましょう。

法定耐用年数について

減価償却の対象となる法定耐用年数は、太陽光発電システムは17年と定められています。 ただし、個人が自宅の屋根や庭に自家発電を主な目的として太陽光発電システムを設置して、余剰電力を電力会社に売却している場合、多くの家庭では減価償却は関係ありません。 というのは会社員世帯では給与所得以外の収入が20万円を超えなければ申告の必要がないためです。一般的な個人住宅での、太陽光発電システムでは売電価格が年間20万円を超えることはまずないので、法定耐用年数は考えなくても大丈夫です。 法定耐用年数が必要になるのは、一般住宅でも売電を主な目的として出力の大きいパネルを設置して年間20万円超の売電収入を得ている場合と、事業所に太陽光発電システムを設置している場合です。太陽光発電による売電収入を申告する必要がある場合は、確定申告の際に導入費用を17で割って経費として計上することができます。

事業用に設置した場合には例外も

事業所に設置した太陽光発電システムの場合は、法定耐用年数が17年にはならない場合もあるので該当する事業所は注意が必要です。 太陽光発電システムの法定耐用年数17年は作った電気の売電を主たる目的として設置している場合に適応されます。しかし、事業所によっては太陽光発電システムによってつくった電気を売電せずに、その事業所で100%使い切ってしまう場合もあります。 例えば自動車製造工場で太陽光発電によって自家発電した電気を、売電に回さずにすべて自動車製造に使う場合があります。この場合には作った電気はすべて製品である自動車になるために、太陽光発電システムは輸送用機械器具製造業用設備の1つとしてみなされます。 輸送用機械器具製造業用設備の法定耐用年数は9年となっているので、太陽光発電システムの法定耐用年数も9年になります。

太陽電池本体の寿命はどれくらいか

太陽光発電システムの本来の耐用年数というのは実際にはどのくらいなのでしょうか。一般家庭に太陽光発電システムを導入するときには、20年間は発電できるという説明を受けることが多いようですが、部品によって耐用年数は変わってくるようです。 メンテナンスの時期にも関わってくるので、太陽光発電システムの最も重要なソーラーパネルとパワーコンディショナー、それぞれの寿命についてみていきましょう。

ソーラーパネルの寿命について

まずは太陽のエネルギーを集めるために最も大切なソーラーパネルの寿命についてみていきましょう。ソーラーパネルはガラスコーティングされていることから、寿命は20年から30年ほどあるといわれています。 ただし、ソーラーパネルの本体から露出している配線は、風雨の影響を大きく受けやすく劣化しやすいのでこまめな点検、修理が必要になります。 また、ソーラーパネルの表面が汚れたり、コーティングが劣化すると発電効率が大きく下がります。コストの面から人気のある多結晶シリコンは5年で2.3%から2.8%、発電効率が良いとされている単結晶シリコンは5年で3.2%から3.9%も発電効率が低下します。 20年から30年使っていると、毎年メンテナンスを欠かさなくても発電効率は設置当初の8割以下になってしまいます。この辺りを寿命と考えていいでしょう。 ソーラーパネルの点検や掃除をお願いできる業者を探すのならヌリカエがおすすめです。

パワーコンディショナーの寿命について

太陽光発電システムにはソーラーパネルの他にパワーコンディショナーという重要な機器があります。 太陽光発電で作られる電気は直流ですが、発電所から送電線で送られている電気はすべて交流です。家庭や事業所で使っている電化製品もすべて交流に対応しているものなので、太陽光発電で作った電気を自家用に使う場合でも、送電線に送って売電する場合でも、必ず直流から交流に変換しなくてはいけません。 パワーコンディショナーというのは、電気を直流から交流に変換するための重要な電子機器なのです。これはとても精密な電子機器なので、一般的な家電などの電化製品と同じように10年程度の耐用年数です。長いものでも15年程度なので、10年から15年ほど経ったら、必ず一度は交換しましょう。 最近、晴れの日が多いのに太陽光発電がうまくいかない、そんな気がしたら一度点検してみましょう。点検業者はヌリカエで探すことができます。

太陽光発電で必要なメンテナンスとは

ここまで見てきたように、ソーラーパネルもパワーコンディショナーもメンテナンスや交換が定期的に必要です。太陽光発電システムの寿命は20年から30年あるといわれていますが、これも非常用発電機と同じように、こまめなメンテナンスを行い続けた場合に実現できる耐用年数です。 太陽光発電システムで必要なメンテナンスの内容は、まずはソーラーパネルの点検と掃除です。ソーラーパネルは屋外に設置してあるので、空気中の埃や排気ガスにさらされて毎日少しずつ汚れていきます。太陽光の当たる量が減ってしまうと発電量が落ちるので定期的な掃除が必要です。 また配線も切断したり、外側の保護カバーが破れて銅線がむき出しになってしまうこともあります。むき出しになった銅線はショートして火災の原因になることもあるので、放置することは厳禁です。1年に一度はソーラーパネルの掃除と点検を行いましょう。 また、ソーラーパネルの異常は日々の発電量に直結します。晴天でも発電量が異常に減っていると感じたら、すぐに業者に点検してもらうことが大切です。 パワーコンディショナーはソーラーパネルほど頻繁に点検する必要はありませんが、異常が起きれば内部モニターにエラーが表示されます。交換時期が来ないのにエラーが表示された場合にも、速やかに専門業者に点検を依頼しましょう。太陽光発電システムのメンテナンス料金の相場は1回あたり2万円程度です。

太陽光発電のメーカー保証は?

太陽光発電システムは電化製品なので、他の電化製品と同じようにメーカー保証が付いています。メーカー保証や施工会社による保証が付いていれば、保証期間内であれば不具合が起きた場合に無料で修理してもらえるので安心です。しかしメーカー保証の期間はメーカーや施工会社によって大きく違うので注意が必要です。 10年間の保証が付いていて、数年ごとのソーラーパネルの点検や、10年後にパワーコンディショナーの点検・交換を格安で行ってくれるメーカーや施工会社もあれば、1年のメーカー保証のみでその後のメンテンナンスなどは、お願いしなければ知らんぷりという業者もいます。 太陽光発電システムの設置業者を選ぶときには、その後の保証やメンテナンスの内容も踏まえたうえで選ぶことをおすすめします。信頼できる太陽光発電システムの専門業者を探すのならやっぱりヌリカエがおすすめです。

長く安心できる発電には導入後のメンテナンスが重要

この記事では非常用発電機と、太陽光発電システムの耐用年数について詳しく見てきました。現代の生活において、電気というのは本当に大切なライフラインの1つですから、万が一の停電に備えるためにも、自家発電システムを導入することはとても大切なことです。 非常用発電機も、太陽光発電機も、長く安心して使い続けるためにはメンテナンスがとても大切です。太陽光発電システムの導入を考えるのであれば、長くメンテナンスも責任をもって続けてもらえる信頼できる安心な業者を選びたいものですね。

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