太陽光発電投資のリスクとはどんな物なのか?対策方法も解説

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太陽光発電の投資にはリスクは無いのだろうか。太陽光発電を始める事を考えていくにあたり、この様に考えている人もいるでしょう。なお、結論として太陽光発電の様々なリスクが存在しています。

例えば、設置費用が120~200万円掛かったり、発電後にも自然現象によって故障したりするリスク等さまざまあります。特に事業者が倒産した時には、場合によっては大きな問題となります。

しかし、そんなリスクにも対処法はあります。最後まで読んでいただければ、これ等のリスクを無くして太陽光発電の投資が行えるでしょう。




1. 太陽光発電の投資にはリスクもある

太陽光発電の投資と聞くと、環境に優しくありながら安定した投資である様なイメージを持っている人もいるでしょう。しかし、当然ながら投資としてそれ相応のリスクがあります。

それは例えば、太陽光発電自体に関するリスクや投資としての収益のリスク、近隣の人とのトラブルを抱えるリスク、業者とのトラブルになるリスク等さまざまです。もし、太陽光発電を始めようと考えているのであれば、これ等についてしっかりと理解する必要があります。

そして、これ等のリスクにたいしてどの様な対策を取っていけば良いのかも同時に理解しましょう。そうすれば、リスクをコントロールして太陽光発電の投資をやっていけます。


2. 太陽光発電本体に関係するリスクについて

太陽光発電を導入する時に掛かる費用としては、太陽光発電本体の設置費用が掛かってきます。こちらは、想像できるでしょう。しかし、実は太陽光発電本体に関係するリスクはこれだけではありません。

実は、太陽光発電は設置費用が高いだけでなく維持費が掛かります。また、費用の回収までにはかなり時間が掛かってしまいます。ここでは、この2点について解説していきます。

2.1. 設置費用が高いだけでなく維持費がかかる

まず、設置費用について解説していきます。なお、太陽光発電では、太陽電池モジュールという、いわゆるパネル等の太陽光発電の本体と設置費用はセットになっています。

設置費用としては、おおよそ120万円~200万円が現在の太陽光発電の相場となっています。また、こちらの価格の内訳は、半分程がパネルの価格で、その他工事費やパワーコンディショナーの費用となっています。

このパネルは、発電性能が高くなる程に価格も高くなっており、そのため設置費用に占める比重が重くなっています。費用的に考えれば、安いパネルを使って、相場価格の下限に近い、もしくはそれよりも安いパネルを購入すれば良いのではないかと思う人もいるでしょう。

しかし、性能が低い安いパネルを購入してしまうと、得られる売電収入が低くなり、投資として成り立たなくなってしまうので、ある程度の発電性能を持った物を購入する必要があります。したがって、設置費用としてある程度の金額が必要になってます。

次に、維持費について解説していきます。この維持費として主に掛かるのは、パワーコンディショナーという、直流を交流にする装置の交換や修理費用です。なお、こちらの装置が無ければ太陽光発電は出来ないので、必ず交換する等しなくてはなりません。

まず、パワーコンディショナーの寿命は10年~15年となっています。そして、こちらを交換する場合には、工事費込みで20万円~30万円、仮に部品交換だけで済んだ場合でも5万円~10万円程掛かってきます。

上の設置費用とこのパワーコンディショナーの合算を見ていくと、結果として140~230万円もの費用ががトータルとして掛かってきます。

2.2. 費用の回収までにはかなり掛かる

ここで、具体的に費用回収にどのくらい時間が掛かるのか計算していきましょう。ここでは、初期費用を1,680,000円、維持費を15,000円、金銭メリットが145,578円とした場合でシミュレーションします。計算としては以下の様になります。

  • 実質の金銭メリット : 145,578円 -15,000円 =130,578円
  • 回収期間 :1,680,000円÷130,578円 =12.86

つまり、約13年掛かる計算になります。ただし、あくまでもこちらは概算の計算になります。収益が上がる事も当然あり得ますし、保険費用や固定資産税なども考える必要があります。

しかし、太陽光発電の費用回収には時間が掛かるのは間違いないでしょう。


3. 太陽光発電設置後に考えられるリスクについて

太陽光発電本体に対して費用と時間が掛かるのは理解出来たでしょうが、実は設置後にも考えられるリスクがあります。それは次の2つです。

まず、自然による太陽光発電の故障のリスクがある事。次に、技術力不足による太陽光発電の雨漏りのリスクがある事。なお、2つ目のリスクに関しては、技術を持った信頼出来る業者に出会えるナコウドを利用すると良い事も事も解説します。

3.1. 自然による太陽光発電の故障のリスク

太陽光発電は野外に設置される物です。そのため、自然現象によって故障するリスクがあります。例えば、落雷によって機械が壊れたり、落雪によってパネルが壊れたりする事があります。

また、落ち葉やホットスポットによる焼損なども考えられます。これ等は、メーカーに保証されないので、火災保険を掛ける等して対処しなくてはなりません。

3.2. 技術力不足による太陽光発電の雨漏りのリスク

家庭で太陽光発電を行う時には屋根にパネルを設置しますが、屋根が丈夫でない場合には、パネルの重さが屋根に負担になってきます。そして、このパネルの設置工事は、屋根に穴を開ける事になるので、業者の技術が未熟であると雨漏りが起こる可能性があります。

そのため、技術を持った信頼出来る業者に依頼して、雨漏りが起こらない様にしましょう。

3.3. 技術を持った信頼出来る業者に出会いたいならナコウドがお勧め

解説した様に、雨漏りの原因はおおよそ業者の技術力の問題です。したがって、料金の安さだけで判断せずに実績で業者を選ぶことが大切です。

しかし、どこでそんな業者と出会えば良いのか分からないでしょう。そんな時には、ナコウドと言うマッチングサービスを利用するのがお勧めです。

簡単なので1度利用してみてください。


4. 発電量が減少するリスク

太陽光発電にとって売電収入は重要です。もちろん、電気代が大きく削減できるのもメリットですが、投資として見るとこちらの方が大きく関係してきます。しかし、太陽光発電にはこの発電量が減少するリスクが3つあります。

ここでは、このリスクと対策法について解説していきます。

4.1. 主な発電量が減少するリスクは3つ

リスクとしては以下の3つがあります。

  • 1.天候と季節による物
  • 2.日当たりの問題
  • 3.雑草の問題

まず、1に関しては太陽光発電と言う性質上、天候と季節に左右されてしまいます。こちらは仕方の無い事と言えるでしょう。

次に、2に関しては隣に高い建物が建ち、日照時間が著しく減る等で起こります。隣人に向かって「隣に高い建物を建てるな」とも言えないのでこちらも仕方がありません。

最後に、3に関しては雑草の影で発電量が減るだけでなく、伸びた雑草とそこに蛇などが住み着いて、太陽光パネルの故障原因となる場合もあります。こちらに関してはあなたの努力等で対処が可能です。

4.2. 発電量が減少するリスクへの対策法とは

まず、1の天候と季節による発電量の減少に対しては、パネルの角度を変える等して、発電量の減少を抑える方法があります。また、お住まいの地域の日照が平均よりも低いのであれば、それをカバー出来る様な、発電性能を持ったパネルを選びましょう。

次に、2の日当たりの問題による発電量の減少に対しては、設置する前にパネルの角度を考えたり、蓄電池を設置する事を検討してください。こうすれば、発電量を減少させない様に発電出来ます。

最後の3の雑草の問題による発電量の減少に対しては、いくつかの手段が取れます。例えば、あなた自身で草むしりする事から、防草シートを使って光を遮断する等して草が生えないようにしたり、機械除草したりする等と色々あります。

ただし、雑草が広範囲な場合は業者に依頼した方が、費用は掛かりますが時間と手間の節約になります。なお、もしこちらを行える業者を探したいならナコウドで見付けるのがお勧めです。

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5. 近隣からの苦情を受ける可能性

近年、太陽光発電によってご近所から苦情を受けたり、場合によっては裁判になったりする場合があります。ケースとして良くあるのは、パネルの反射光の問題やパネルからの落雪の問題等です。

基本的にこれ等の近隣からの苦情に関しては、法基準に適合している場合には考慮する必要はありません。ただし、本格的なご近所トラブルに発展しない様に、苦情が出た場合には弁護士に相談する様にしてください。そうすれば、角がたたない様に穏便に納める事が出来ます。

また、近隣からの苦情の中で、最近言われる事が多くなってきたのが、雑草による景観の悪化の苦情です。こちらはパネルにかかる雑草のせいで景観が悪くなったために、隣地の方や自治会から苦情が出る物です。

なお、これに関しては景観の面だけでなく、雑草が生える事で虫が発生する等の苦情が寄せられる場合もあります。こちらは弁護士を入れる前に、前もって対処しておきましょう。

例えば、自身で抜いたり、除草シートを使う等したり、あなた自身で対処が困難な場合には業者に依頼しましょう。そうすれば苦情が寄せられる前に対処が可能です。なお、この他の苦情に対しても同様に、苦情が出る前に想定をしておいて、対処をしておきましょう。

まとめると、基本的に苦情が寄せられたら弁護士に相談し、想定出来る苦情に対しては、あらかじめ手を打っておくのが大切です。


6. 事業者に関係するリスク

太陽光発電の投資には、太陽光発電本体に関するリスクや太陽光発電設置後のリスク、発電量の減少等様々なリスクがある事は理解出来たでしょう。しかし、その中で特に問題となってくるのが事業者に関係するリスクです。

まず、不適切な設計・施工によるトラブルに見舞われるリスク。次に、太陽光発電の販売業者が倒産するリスク。この2つが事業者に関係するリスクです。

この中でも2つ目のリスクは非常に問題があるので、ここでは万が一販売業者が倒産した場合にすべき4つの事も解説します。

6.1. 不適切な設計・施工によるトラブルに見舞われるリスク

太陽光発電は国が再生エネルギーの活用を進めるために、FIT制度を設け、売電価格等について定め、さらに補助を国と地方自治体で行う事でここ数年で急速に広がりました。しかし、一方で異業種から参入したために、専門的な知識が不足したまま発電事業を手がけている事業者あります。

この様な業者が行っている工事では、施工のミスで雨漏りを起こしたり、配線のミスで発電量が下がったりしたり、そもそも専門的な知識が欠けているために、パネルの設定その物を間違えている場合もあります。実際、この様な不適切な設計・施工によるトラブルも発生しています。

これ等の様な、不適切な設計・施工によるトラブルに見舞われるリスクに対してどうすれば良いのかと言えば、「太陽光発電事業の評価ガイド」と「太陽光発電所簡易チェックシート」を活用してください。詳しくは下で解説します。

太陽光発電事業の評価ガイド

こちらは、太陽光発電協会が出しているガイドで、こちらから確認出来ます。項目としては全162項目と膨大ですが、評価したい状況によってピンポイントで評価していく様になっています。

「太陽光発電事業の評価ガイド」について

太陽光発電所簡易チェックシート

こちらも太陽光発電協会が出している物で、上の太陽光発電事業の評価ガイドを元にして作られた簡易版のチェックシートになります。あくまでも簡易な物であるので、しっかりと調べたいのであれば太陽光発電事業の評価ガイドを活用してください。

なお、下にリンクを張っておきますが、こちらはpdfとなっているので、クリックするとダウンロードが始まります。納得してリンクに飛んでください。

太陽光発電事業の評価ガイドを参考に、発電事業、設備が適切に運営されているかを簡易的に確認するための「簡易チェックシート」を公開いたします

6.2. 太陽光発電の販売業者が倒産するリスク

事業者に関係するリスクで特に問題なのが、太陽光発電の販売業者が倒産するリスクです。この場合は、導入後であればメンテナンス保証が受けられなくなるので、自分でメンテナンスをしてくれる業者を探さなくてはならなくなります。

また、導入前の設置工事中や前金等を払った直後ならさらに深刻です。この場合は工事が滞り、支払った前金も還ってこない等とろくな結果になりません。こちらのケースに関しては、契約前に業者が信用出来るのかをしっかりと調べる、もしくは質問等に真摯に答えてくれる事を確認して、信頼出来るのかを見ていきましょう。

次では、太陽光発電を導入した後に、販売業者が倒産した場合にどうすれば良いのか解説します。

6.3. 万が一販売業者が倒産した場合にすべき4つの事

基本的に倒産して困るのは、メンテナンスや修理が行われない事です。そのため、メンテナンスを行ってくれる業者を探しだと言うのが最終目標となります。ただし、その前にやっておくべき事が以下の4つあります。

  • 1.メーカー保証がされている事を確認
  • 2.設備認定IDとパスワードを把握する
  • 3.修理等に用いる配線図を見つける
  • 4.信頼出来る業者にメンテナンス等をお願いする

それでは、それぞれについて解説します。まず、1に関しては基本的に太陽光発電のパネルは、メーカー保証が例えば10年や20年と言った年数されています。したがって、パネルに関しては倒産しても問題は無いと言えます。

しかし、その保証申請がしっかりと行われてあるのかについては確認しなければなりません。なお、申請は設置後数ヶ月以内にしなければならないと書いてある場合もあるので、そもそもしっかりと申請書を読んでおいてください。申請が行われていると確認出来れば、パネルに関しては問題ありません。

次に、2と3に関しては、太陽光発電の書類を全て集めて探してください。前者は、設置工事完了後に渡された書類で、売電に関わる重要な書類です。後者は、パネルをどの様に繋いだを示す書類であり、修理やメンテナンスの際には必要となります。

最後に、最終目標であるメンテナンス等をお願いする業者を探しましょう。基本的に販売している業者は、メンテナンスをお願いする事が出来ます。したがって、太陽光発電をしっかりと行うためにも、信頼出来る業者に依頼しましょう。

ここまで解説した以上の4つを行えば、例え販売業者が倒産しても問題なく発電を行えるでしょう。なお、出来れば太陽光発電に関係する書類はしっかりと纏めておき、申請をしっかりと行っておくと問題が発生しても対処が容易になります。


7. 今後の起こりうるリスクについて

基本的な太陽光発電のリスクについては今までの解説で理解出来たでしょう。それでは、ここでは今後起こりうる2つのリスクについて解説していきましょう。

まず、太陽光発電の補助金の打ち切りが考えられます。次に、売電単価の低下による収入の低下も考えなくてはなりません。これ等がリスクとして存在しています。

7.1. 補助金の打ち切り

まず、事実として、平成26年度以降の国の補助金は打ち切られています。これは、太陽光発電の設置費用が以前よりも安くなっているため廃止となったのでしょうから、仕方の無い事と言えます。

そして、現在は地方自治体で継続されていますが、太陽光発電の設置費用が安くなれば同様に補助金は下がり、今後は地方自治体の補助金も廃止になる可能性も出てくるでしょう。したがって、もしかすると補助金が無くなるかも知れないと考えながらシミュレーションする事も必要となります。

7.2. 売電単価の低下による収入の低下

太陽光発電を投資として捉えるのであれば、これに最も影響するのが売電単価です。しかし、この売電単価は制度が始まった当初から年々下落しています。なお、こちらがなぜ下落しているのかと言えば、補助金と同様に設置費用と相関関係にあるからです。

特に2019年は1つの区切りとなっており、売電制度が始まってから10年が立ち、最初の制度利用者たちが10年を迎えるために、11年以降がどうなるのかが良く分かっていません。果たして、売電収入自体がどうなっていくのか注目し、シミュレーションをしていきましょう。

8. 太陽光発電にもリスクが伴うので事前の確認と業者選びは慎重に行う

ここまで、太陽光発電の投資リスクについて詳しく解説してきました。まず、太陽光発電本体に関係する事として設置費用が高い等のリスクがある事。次に、太陽光発電を設置後にもリスクがある事や売電量が減少するリスクがある事。

また、近隣から苦情を受けるリスクや事業者に関係するリスクがある事。さらに、今後起こりうるリスクとして補助金の打ち切り等が考えられる事等詳しく解説しました。

重要なのは、太陽光発電にもこれ等のリスクが伴うので、事前の確認と業者選びは慎重に行うと言う事です。



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